関西支部 第10回若手研究者交流研究発表会
第10回関西支部若手研究者交流研究発表会のご案内
日本音響学会関西支部では、若手研究者間での研究交流および相互啓発を主な 目的として、「若手研究者交流研究発表会」を1998年より開催し、これまで多 くの方々に参加・発表していただいてまいりました。本年度も、以下の要領に て開催いたしますので、皆様奮ってご参加ください。
[日時]
2007年11月29日(木) 14:00~20:00
[スケジュール]
受付開始、ポスター準備 13:00~14:00 開会挨拶・連絡 14:00~ 支部長挨拶 進行説明 発表者紹介 ポスターセッション(A) 14:30~16:00 ポスターセッション(B) 16:00~17:30 懇親会、表彰式 17:50~19:50 閉会挨拶 19:50
[会場]
甲南大学平生(ひらお)記念セミナーハウス(〒658-0051 神戸市東灘区住吉本町 2-29-15, Tel. 078-854-1605, JR住吉駅より徒歩約7分, 阪急御影駅より徒歩 約7分) ☆重要☆ 標記研究会の会場は甲南大学キャンパスとは異なります。 参加される方は、下記アクセスマップをご確認ください。 http://www.konan-u.ac.jp/access/images/hira_map.gif
[参加費]
一般2,000円、学生1,000円、筆頭発表者は左記の金額から1,000円引き ※すべて懇親会費込み
[参加申込方法]
下記の申込先宛にe-mailをお送りください(もちろん当日の飛び入り参加も歓 迎いたしますが,人数把握のため事前にご連絡いただけると助かります)。 e-mailの件名には「若手の会申込み」と明記の上、お名前とご所属をご記載く ださい。
申込先:甲南大学 北村達也(t-kitamu[at]konan-u[dot]ac[dot]jp) 件名:若手の会申込み
発表者およびタイトル
(◎がついている発表者は奨励賞受賞対象者です)
■聴覚
◎橘亮輔, 柳田益造, 力丸裕(同志社大学大学院工学研究科), “ピッチ調整課題における聴覚運動写像の形成過程” ◎藤崎恵美子, 中川誠司, 岡本洋輔(独立行政法人産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門), “明瞭度試験による骨導超音波変調方式の検討” ◎森本隆司, 入野俊夫, 河原英紀(和歌山大学大学院システム工学研究科), “単音節系列の知覚に関する検討 ~調音結合と日本語特有の音節遷移情報 の影響があるか~” ◎土屋はるひ(京都大学大学院工学研究科), 伊勢史郎(京都大学工学部), 上野佳奈子(東京大学生産技術研究所), 大谷真(富山県立大学工学部), “仮想聴空間における音の定位の学習が実空間での定位に及ぼす影響” ◎東岡泰一, 森本政之(神戸大学大学院工学研究科), 板垣篤恵(神戸大学大 学院自然科学研究科), 飯田一博(千葉工業大学工学部), 伊藤元邦(松下電 器産業株式会社 AVコア技術開発センター), “音像の仰角知覚におけるパラメトリックHRTFのピーク及びノッチの弁別限” ◎青木良枝, 入野俊夫(和歌山大学大学院 システム工学研究科), Roy D.Patterson(ロイ・パターソン)(Cambridge大学 生理発達神経科学科 CNBH), 河原英紀(和歌山大学大学院 システム工学研究科), “自然発話された単語による音源寸法知覚の弁別閾- 巨人と小人の声の共通 点を探る -“ 竹島千尋(京都市立芸術大学大学院), “共鳴体寸法の違いによる音脈分凝の成立の検討” ◎田中里弥(京都市立芸大院), 津崎実(京都市立芸大), 加藤宏明(ATR認知 情報科学研究所/NICT), 匂坂芳典(早稲田大学GITI), “聴知覚処理に基づく音のタイミング知覚点検出モデル”
■音楽音響
橋本寿政(関西学院大学理工学部情報科学科), 柴田光太郎(関西学院大学大 学院理工学研究科), 北原鉄朗(関西学院大学大学院理工学研究科,科学技術 振興機構 Crest Muse プロジェクト), 片寄晴弘(関西学院大学理工学部情 報科学科,科学技術振興機構 Crest Muse プロジェクト), “予測型自動伴奏システムの試作” ◎村上優樹(龍谷大学理工学部情報メディア学科), “ポピュラー音楽で用いられるドラムリズムパタンの自動分類手法に関する 基礎的検討” ◎山梶雄一郎(龍谷大学理工学部情報メディア学科), “楽曲の和音trigram及び情動表現を考慮した類似楽曲の自動選出” ◎江村伯夫(同志社大学大学院工学研究科), “ポピュラー和声理論に基づく和声付与システム”
■音声
◎大西壮登(和歌山大学大学院システム工学研究科), 高橋徹, 入野俊夫, 河原英紀(和歌山大学システム工学部), “ボイスチェンジャー5.0~日本語5母音に基づく声質変換~” ◎米澤朋子(ATR知能ロボティクス研究所,ATRメディア情報科学研究所), 鈴木紀子(National Institute of Information and Communication Technology,ATR認知情報科学研究所), 安部伸治(ATR知能ロボティクス研究 所, ATRメディア情報科学研究所), 間瀬健二(名古屋大学), 小暮潔(ATR知 識科学研究所), “音声モーフィングによる連続的な声色変化に関する知覚特性の多角的な検討” ◎仲田昌史(九州大学大学院芸術工学府), 福冨隆朗(九州大学大学院芸術工 学府), 鏑木時彦(九州大学大学院芸術工学研究院), “粒子法を用いた声帯の弾性体運動シミュレーション” ◎大谷大和, 戸田智基, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈良先端科学技術大学院大学情 報科学研究科), “固有声に基づく高品質一対多声質変換” ◎中村圭吾, 戸田智基, 中島淑貴, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈良先端科学技術大 学院大学情報科学研究科), “統計的声質変換を応用した人工音声の自然性改善に関する検討” ◎竹内翔大, ツィンツァレク トビアス, 川波弘道, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科), “音声対話システムにおける質問応答データベースの最適な作成手法の検討” ◎山崎博紀, 喜多村圭介, 山本誠一(同志社大学大学院工学研究科知識工 学専攻音声言語処理機構研究室), “日本語母語話者のための英語音声認識システム実現に向けた英語言語モデ ルの検討” ◎酒井啓行, ツィンツァレク トビアス, 川波弘道, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈 良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科), 李晃伸(名古屋工業大学 大 学院工学研究科), “音響モデルと言語モデルに基づく音声区間検出手法を用いたハンズフリー 音声認識アルゴリズム” ◎Randy Gomez(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科), “Fast Dereverberation Using Multi-band Spectral Subtraction for Real-time Speech Recognition” ◎皇甫美華, 榎将功, 大田健紘, 柳田益造(同志社大学知的機構研究室), “略語モデルとWeb検索による略語自動生成法の開発とその音声認識への応用” ◎七里崇(龍谷大学理工学研究科情報メディア学専攻), “単語重要度の自動推定とそれを用いた音声情報検索”
■電気音響
◎中尾理香, 梶川嘉延, 野村康雄(関西大学システム理工学部), “密閉型スピーカシステムのパラメータ推定法に関する一検討” ◎中村広美, 梶川嘉延, 野村康雄(関西大学システム理工学部), “IGAを用いたヘッドホン受聴のための音質フィッティングシステム” ◎大迫慶一, 高橋祐, Even Jani, 森康充, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈良先端科 学技術大学院大学情報科学研究科), “高速アルゴリズムに基づく近接点音源除去を備えたブラインド空間的サブ トラクションアレーの評価” ◎原口雄基, 宮部滋樹, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈良先端科学技術大学院大学情 報科学研究科), 野村俊之(NEC共通基盤ソフトウェア研究所), “ブラインド音源分離に基づくステレオオーディオ信号音源定位感操作 – 自由に楽器を動かして自分だけの臨場感を楽しもう -“ ◎森淳, 上保徹志, 中迫昇, 篠原寿広(近畿大学生物理工学部), “干渉を利用した音による距離推定-他手法との比較・検討-“ ◎石井宏明, 中山雅人(立命館大学理工学研究科), 西浦敬信(立命館大学情 報理工学部), 仲川真一(タカラ産業株式会社), “音響フレネルレンズとMISO-ANCを併用した環境雑音抑圧の実験的検討” ◎野口浩嗣, 筒井亜希, 國上愛子, 菅原麻衣子, 片桐滋, 大崎美穂 (同志 社大学工学部情報システムデザイン学科), “遠隔共創空間のための発話者位置同定法に関する基礎検討” ◎Jani Even, 猿渡洋, 鹿野清宏(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科), “Frequency domain Blind signal extraction: the selection problem”
■騒音・振動
◎矢野宜男, 杉本明男, 山口善三((株)神戸製鋼所機械研究所振動音響研究室), “シグザグ型動吸振器を用いた連続体放射音の低減” ◎増田京子, 次橋一樹, 杉本明男((株)神戸製鋼所機械研究所振動音響研究室), “粒状体を用いた制振性付与に関する研究” ◎上田麻理(九州大学/兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所),永幡幸司(福 島大学),山内勝也(長崎大学), “視覚障害者が考える街頭宣伝放送の適切な音量について” ◎柴谷直明(兵庫県立大学大学院工学研究科),石光俊介(広島市立大学大学 院情報科学研究科), “適応騒音制御における収束特性の比較とその船内騒音への適用” ◎岸川洋紀(同志社大学大学院総合政策科学研究科 医療政策・経営研究セ ンター), 村山留美子, 松井利仁, 内山巌雄(京都大学大学院工学研究科 都 市環境工学専攻), “道路交通騒音曝露による心疾患リスクの評価” ◎下倉良太, 添田喜治(産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門くらし 情報工学グループ), “地下鉄駅構内・車内における音響特性”
■超音波
◎萬谷重樹, 藤岡慧明, 福田至宏, 飛龍志津子(同志社大学工学部), 力丸 裕(同志社大学工学部,同志社大学バイオ・ナビゲーション研究センター), 渡辺好章(同志社大学工学部,同志社大学バイオ・ナビゲーション研究セン ター), “アブラコウモリの採餌行動時におけるエコーロケーション戦略―マイクロ ホンアレイを用いた3次元野外計測―” ◎宮部潤, 吉田憲司(同志社大学大学院工学研究科), 小山大介(東京工業大 学精密工学研究所), 渡辺好章(同志社大学大学院工学研究科), “超音波及び気泡の崩壊現象を利用したマイクロカプセルの破壊” ◎小畑和也, 熊田竜也(同志社大学工学部), 塚本哲, 牛田多加志(東京大学 大学院医学系研究科附属疾患生命工学センター), 渡辺好章(同志社大学工学部), “超音波照射がゲル内溶存分子の拡散に与える影響-FRAP及びMRIによる検討-”
■建築音響
佐藤逸人, 森本政之(神戸大学大学工学研究科), 佐藤洋(産業技術総合研究 所 人間福祉医工学研究部門), “ユニバーサルデザインを考慮した公共空間における最適拡声レベル”
以上41件
[奨励賞]
研究交流・相互啓発の活性化を目指し、優れた発表に奨励賞を授与しています。 以下の(1)、(2)、(3)の全てを満たす発表者が対象となります。
(1) 日本音響学会の会員である、あるいは受賞を機会に入会する。 (2) 2007年4月1日現在で32歳未満である。 (3) 前年度までに同賞を受賞していない。
[実行委員]
委員長:北村達也(甲南大学) 超音波:阪口剛史(奈良県立医科大学)・細川 篤(明石工業高等専門学校) 音声:戸田智基(奈良先端科学技術大学院大学)・南條浩輝(龍谷大学) 聴覚:高橋徹(和歌山大学)・中川誠司(産業技術総合研究所) 音楽音響:大島千佳(情報通信研究機構)・三浦雅展(龍谷大学) 電気音響:木下慶介(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)・滝口哲也(神戸大学) 建築音響:佐藤逸人(神戸大学)・村上剛士(日本建築総合試験所) 騒音・振動:一木智之(ニューズ環境設計)・宮川雅充(吉備国際大学)
主催 日本音響学会関西支部 http://wwwsoc.nii.ac.jp/asj/KANSAI/index.html
発表者の方へ
日本音響学会関西支部 若手研究者交流研究発表会(略称:若手の会)にてご発 表くださる皆様へ(2007/11/07更新)
第10回若手の会実行委員長 北村 達也(甲南大学)
発表者の皆様にお願いすることは以下の3点です。 (1) アブストラクト執筆(11/9締切り) (2) ポスター掲示・発表(当日) (3) 奨励賞の投票
以下、各項目についてご説明いたします。
(1) アブストラクト執筆(11/9締切り)
この文書の最後に記載されたフォーマットに従ってアブストラクトをご用意く ださい。アブストラクトの文字数は200字以内(日本語)、400字以内(英語)です。 奨励賞対象者の氏名の前に◎を付けてください。
アブストラクトは11月9日(金) まで t-kitamu [at] konan-u [dot] ac [dot] jp 宛にお送りください (“[at]” は”@”に、”[dot]”は”.”に変換してください)。
締切後、発表資料集の体裁に整形したPDFファイルを皆様にお送りして内容を ご確認いただきます。
(2) ポスター掲示・発表(当日)
ポスターのサイズ、内容、貼付方法、デモ方法は次の通りです。
【サイズ・内容】 A0版・縦(横84.1cm×縦118.9cm)以内 タイトルと共著者名をご明記下さい。 (発表番号、発表グループ、発表分野は記載不要です)。
【貼付方法】 一件あたり、横90cm×縦200cm程度のスペースが割り当てられます。開会前に 自分の発表番号のスペースにポスターを貼って下さい。画びょうは事務局で貸 し出しますが、それ以外が必要な場合はご自身でご準備下さい。
【デモ方法】 自分のポスター付近でPCなどの機材を使ってデモをして頂けます。ただし、個 別のAC電源は用意できませんので、延長ケーブル等はご自身でご準備下さい (※電源を使われる方は事前にご一報いただけると助かります)。
デモは他の発表の妨げにならないようにお願いします。事務局で妨げになると 判断した場合,デモを中止して頂くこともあります。あらかじめご了承下さい。
(3) 奨励賞の投票(当日)
発表者の皆様にも奨励賞の選定に関する投票をお願いいたします。詳しくは当 日ご説明いたします。
以上です。ご不明な点があれば、アブストラクト送付先にお問い合わせくださ い。
以下、アブストラクトのフォーマット
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■タイトルおよびサブタイトル ○○○解析による□□□□の分析と△△△への応用 ― サブタイトルはここ ―
■著者名 ◎川△□子1,2,山○○男1,SMITH, John(スミス・ジョン)2
■所属 1□□大学大学院△△△研究科 2□□株式会社△△△開発センタ
■連絡先 zyx@abc.def.co.jp
■あらまし □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□。
■発表者略歴 平成9年□□大学工学部△△学科卒,平成11年同大学院△△研究科修士課程了, 同年□□□(株)入社。現在,△△研究所において,△□△の研究開発に従事。平成15年度□□奨励賞受賞。□□学会,△△学会,各会員。
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研究発表会の開催報告
関西支部 第10回若手研究者交流研究発表会開催報告
文責:実行委員長 北村達也(甲南大学)
概要
記念すべき第10回目の若手研究者交流研究発表会が以下の要領で執り行われました.
日時:2007年11月29日(木) 14:00~19:30 会場:甲南大学平生記念セミナーハウス 参加費:一般2,000円,学生1,000円,筆頭発表者は左記の金額から1,000円引き 発表件数,参加者数は以下の通りです. 発表件数:41件 (発表題目についてはこちらをご参照ください) 参加者数:120名 奨励賞
審査の結果,以下の4名の方が優れた発表を行ったとして奨励賞に選出されました.賞状と副賞(図書カード10,000円分)が授与されました.
橘亮輔(同志社大学大学院工学研究科) 増田京子((株)神戸製鋼所機械研究所振動音響研究室) 岸川洋紀(同志社大学大学院総合政策科学研究科 医療政策経営研究センター) 中村圭吾(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科)
なお,奨励賞は以下の全ての条件を満たす筆頭発表者が対象でした. 日本音響学会の会員である、あるいは受賞を機会に入会する。 2007年4月1日現在で32歳未満である。 前年度までに同賞を受賞していない。 写真
当日の様子を写真でご紹介します(撮影:神戸大学 滝口先生).
会場入口
鹿野支部長のご挨拶
開会式の様子
ポスターセッションの様子
ポスターセッションの様子
懇親会.柳田先生による乾杯のご挨拶
奨励賞授与式の様子
以上