特別講演会の報告


2018年10月14日(日)14:50〜17:00に京都市立芸術大学講堂にてブライアン・ムーア先生(ケンブリッジ大学名誉教授)の特別講演会を開催しました.関西支部内外から75名の参加者がありました.

講演に先立ち,京都市立芸術大学サキソフォン専攻生によるカルテットの演奏が行われました.この演奏は録音され,模擬難聴処理技術のデモに使われました.

続いて,「音楽聴取に対する聴力損失ならびに補聴器装用の影響」というタイトルにてブライアン・ムーア先生のご講演が行われました.ご講演は一般の方を対象にしたもので,まず聴覚系の基礎の説明から始まりました.その後,聴覚系の障害やその補償技術について,ムーア先生ご本人の研究成果を交えながら詳しく解説されました.講演の後には活発な質疑応答が行われ,閉会後もムーア先生を囲んで議論する様子が見られました.

なお,本特別講演会では一般の方向けに日本語通訳のサービスを提供しました.さらに,情報補償のため要約筆記サービスの提供および磁気誘導ループの設置を行いました.



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京都市立芸術大学サキソフォン専攻生によるカルテットの演奏の様子

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ブライアン・ムーア先生の講演の様子

(報告:庶務幹事 北村達也)