日本音響学会関西支部では,若手研究者間での研究交流及び相互啓発を目的として,1998年より「若手研究者交流研究発表会」を開催しています。これまでに数多くの若手研究者の方々に参加・発表していただきました。本年度は,新型コロナウイルス感染症に対する各種イベントへの社会的要請等を鑑み,オンラインで開催します。研究者間の交流だけでなく産学の交流も深めるために,賛助会員の企業展示も開催する予定です。以下の要領にて開催いたしますので,奮ってご参加下さい。
日時 場所 募集要項 発表申込・参加申込 スケジュール 問い合わせ先
開催報告 [2021/12/4]
※オンライン会場のURLについては,12月3日正午ごろにお送りしたメール「[ASJ関西若手の会]会場の接続情報,ならびに,接続テストの御連絡」に記載しております.もしも,メールが届いていないようでしたら,お手数おかけいたしますが,実行委員長(原)までお問い合わせください.
以下のURL(Googleフォーム)よりお申し込み,ご登録ください。
(参考)発表件数・参加者の推移
委員長
委員
主 催:日本音響学会関西支部 https://asj-kansai.acoustics.jp/
実行委員長:原 直 (hara [at] okayama-u.ac.jp)※送信の際には[at]を@に変更ください
第24回目の若手研究者交流研究発表会(通称「若手の会」)が以下の要領で執り行われました。
【日時】2021年12月4日(土) 12:30~18:30
【会場】Gather.Town(オンライン開催)
【内容】若手研究者によるポスター発表,および,企業展示・団体展示
【参加費】無料
発表件数および参加者数は以下の通りです。
【ポスター発表件数】44件
(講演件数内訳)音声:9件 聴覚:4件 騒音・振動:8件 建築音響:1件 電気音響:11件 音楽音響:5件 超音波:3件 アコースティックイメージング:3件
【企業展示】1件
株式会社エーアイ
【団体展示】5件
岐⾩⼯業⾼等専⾨学校
⾹川⾼等専⾨学校
⽇本⾳響学会 学⽣・若⼿フォーラム
徳⼭⼯業⾼等専⾨学校
岡⼭⼤学
【参加者数】107名 ※同時接続人数
【表彰】
以下の参加者が最優秀奨励賞,奨励賞,特別賞に選定されました(敬称略)。
奨励賞受賞者には2.5分の持ち時間でプレゼンテーションを行ってもらい,その内容から実行委員の投票によって最優秀奨励賞が選定されました。特別賞は関西支部役員によって選定されました。受賞者全員に賞状が授与されました。
◆最優秀奨励賞
・竹前健太(大阪大院)
「声紋認証の脆弱性を克服するための呼気によるポップノイズを用いた話者推定」
◆奨励賞(発表番号順)
・森山涼太(同志社大)
「音響シミュレーションを用いた飛行するコウモリのエコー復元手法の確立 -復元したエコーから紐解くコウモリの注視対象の推移-」
・渡辺瑠伊(香川高専)
「深層学習に基づく周波数帯域予測による高速音源分離法の実験的評価」
・永瀬亮太郎(立命館大)
「声から感情を読み解く技術ー言語情報も利用した音声感情認識ー」
・北野優奈(大阪大院)
「web 会議システムにおける頭部伝達関数を用いた話者の位置分離」
・芳澤翼(立命館大院)
「ビジュアルマイクロホン ―無音動画像からの音波抽出―」
・茂木麻友子(同志社大)
「オペラント条件づけによるコウモリの空間・物体識別能力の検討 -音で“視る“コウモリに死角はあるのか?-」
◆特別賞
・芳澤翼(立命館大院)
「ビジュアルマイクロホン ―無音動画像からの音波抽出―」
また、参加者100名を超えるオンライン開催での成功に感謝の意を表し、若手の会実行委員メンバー全員に、関西支部よりサプライズで感謝状が贈呈されました。